変動金利と固定金利のメリット・デメリット|匿名設計士が教える選び方

住宅ローン
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住宅ローンを選ぶ際、まず検討するのが「金利タイプ」です。

変動金利と固定金利、それぞれに特徴があり、選び方次第で総返済額や家計負担が

大きく変わります。

匿名設計士の視点から、メリット・デメリットや選び方のポイントを詳しく解説します。


1. 変動金利とは

変動金利は、市場金利の動きに応じてローン金利が変わるタイプです。

  • メリット:初期金利が低く設定されることが多く、総返済額を抑えやすい
  • デメリット:将来金利が上昇すると月々の返済額が増えるリスクがある

匿名設計士としては

収入が安定しており、将来の金利変動リスクを許容できる場合に有効と考えます。


2. 固定金利とは

固定金利は、ローン契約期間中の金利が一定で、返済額が安定するタイプです。

  • メリット:返済額が一定で家計計画が立てやすい
  • デメリット:変動金利に比べ初期金利が高く、総返済額が増える場合がある

匿名設計士の視点では

返済額の安定を重視する場合や、将来の金利上昇リスクを避けたい場合に適しているといえます。


3. 選び方のポイント

  1. 返済額の安定性を優先するか、総返済額の削減を優先するか
    • 安定性 → 固定金利
    • 総額削減 → 変動金利
  2. ライフプランとの整合性
    • 教育費や老後資金など、将来の支出に余裕があるか確認
  3. 借入期間の長さ
    • 長期ローンの場合、金利上昇リスクを考慮して固定金利を選ぶケースが多い

4. 固定期間選択型(固定期間選択型ローン)も選択肢

  • 初めの数年間は固定金利、その後は変動金利に切り替えるタイプ
  • 初期返済額を抑えつつ、一定期間の安定を確保できる

匿名設計士としては、ライフプランや金利見通しに合わせて柔軟に選べる点がメリットと考えます。


5. シミュレーション例

3,000万円、35年ローンで金利比較:

  • 変動金利0.7% → 月々約7.8万円、総返済額約3,270万円(将来金利上昇リスクあり)
  • 固定金利1.5% → 月々約8.5万円、総返済額約3,570万円(返済額安定)

匿名設計士の視点では、金利差による総返済額のメリットとリスクのバランスを考えて

選択することが重要です。


まとめ

変動金利と固定金利にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

匿名設計士としては、総返済額削減を重視する場合は変動金利、返済額の安定を重視する場合は

固定金利が基本の選び方です。

ライフプランや収入状況を踏まえ、リスクとメリットを比較した上で金利タイプを選ぶことが

住宅ローン選びの成功につながります。

関連記事はこちら → 「フラット35と民間ローンの違いを徹底比較」

匿名の設計士

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住宅設計を始めてもうすぐ20年を迎える匿名の設計士です。
営業トークや広告では絶対に教えてくれない現場のリアルな知識だけを暴露しています。
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《保有資格》
・一級建築士
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