こんにちは。
「新築だから安心」と思っていませんか?実は、工務店やハウスメーカーで建てた新築住宅でも、施工不良や見落としが発生するケースは珍しくありません。購入後に気づいてしまうと補修対応が難しくなるため、引き渡し前に第三者による住宅診断(ホームインスペクション)を入れる人が増えています。今回は、新築住宅の診断における工務店とハウスメーカーの対応を比較しながら、必要性や注意点を解説します。
新築住宅でも住宅診断は必要?
工務店・ハウスメーカー任せで本当に安心か
どの業者も「自社検査」を行いますが、それはあくまで建築会社側のチェックです。施工業者の立場上、不具合を見逃したり軽視するリスクもゼロではありません。第三者の診断士が入ることで、客観的に品質を確認できる点が大きなメリットです。
引き渡し前に第三者診断を入れるメリット
- 引き渡し後に気づく前に不具合を修正できる
- 瑕疵保険の保証対象外の施工ミスを発見できる
- 中立の立場でアドバイスがもらえる
工務店の住宅診断に対する対応
中小工務店の特徴と診断対応の違い
地域密着の工務店では、柔軟に対応してくれる場合が多いです。ただし、施工体制が小規模な場合、工事品質のバラつきがあり、第三者診断の必要性が高まります。
工務店が診断に前向きな場合・後ろ向きな場合
前向きな工務店は「品質に自信がある証拠」といえます。一方で診断を嫌がる場合は「何か隠したい施工不良があるのでは?」と疑うべきサインです。
契約前に確認すべきポイント
- 第三者診断の立ち合い可否
- 追加費用が発生するか
- 契約書に盛り込めるか
ハウスメーカーの住宅診断に対する対応
独自の検査体制と第三者診断の扱い
大手ハウスメーカーは社内検査を複数回実施し、品質保証制度を整えています。しかし、あくまで「自社チェック」であり、完全な客観性は担保されません。
ハウスメーカーが嫌がるケースと理由
「品質に自信があるから必要ない」と言われることがありますが、裏を返せば「外部のチェックを入れられるのは困る」とも受け取れます。
大手だから安心とは限らない理由
過去には大手ハウスメーカーでも施工不良や欠陥住宅のトラブルが報道されており、「ブランドだから安心」とは言い切れません。
新築住宅診断の流れと費用の目安
引き渡し前検査(竣工検査)
竣工時に行う検査で、建物の仕上がりや施工精度を確認します。内装の仕上がりだけでなく、構造部分や設備の取り付けなども細かくチェックします。
瑕疵保険と診断の関係
新築住宅には瑕疵担保保険がつきますが、対象は構造や雨漏りに限られます。クロスの不具合や設備の取り付け不良は対象外なので、診断での確認が有効です。
費用相場と依頼のタイミング
- 新築住宅の引き渡し前診断:5〜7万円程度
- 詳細な検査を含む場合:10万円前後
依頼は工事終盤〜引き渡し前がベストタイミングです。
まとめ|工務店・ハウスメーカー任せにせず診断で安心を
新築住宅は高額な買い物だからこそ、品質のチェックは不可欠です。工務店・ハウスメーカーの自社検査に加えて、第三者の住宅診断を導入することで「安心して住める家」であることを確認できます。大切なマイホームだからこそ、専門家の目を借りて納得の住まいづくりを進めましょう。