地震に強い家にするには、
あといくら必要?
ハウスメーカーにプラス50万円と
言われたけど、これって妥当?
耐震等級3は、今や家づくりのスタンダード。
しかし、その「追加費用」の正体は、
一般の方には非常に分かりにくいものです。
今回は、耐震等級3を実現するためにかかる
「本当のコスト」と、それを一瞬で回収する裏ワザを、
設計士の視点で徹底解説します。
1. 同じ「等級3」でも中身が違う?壁量計算 vs 許容応力度計算
ここが費用の分かれ目であり、最も重要なポイントです。
実は「耐震等級3」には2つの計算方法があり、
その「強度の根拠」と「かかる費用」が全く異なります。
① 壁量計算(住宅性能表示)
- 強度の目安: 法律の最低基準を「壁の量」だけでクリアさせる方法。
- 計算費用: 約3万〜10万円
- 設計士の本音: 2階建てならこれでも法律上はOKですが、家全体のバランス(ねじれ)や床の強さまでは厳密に計算しません。「等級3相当」と言われるものの多くはこちらです。
② 許容応力度計算(構造計算)
- 強度の目安: 柱一本、梁一本にかかる力を全て数値化する「本物の構造計算」。
- 計算費用: 約20万〜40万円
- 設計士の本音: 同じ等級3でも、壁量計算より1.2倍〜1.5倍ほど頑丈に仕上がることが多いです。2026年以降、本当に資産価値を認めてもらえるのは、この「構造計算書」がある家だけです。

2. 耐震等級3の費用相場:30坪の家でプラス「20万〜80万」の差が出る理由
計算方法の違いを踏まえると、
追加費用の正体が見えてきます。
| 項目 | 壁量計算(等級3) | 許容応力度計算(等級3) |
| 計算・申請費 | 約5万〜15万円 | 約25万〜45万円 |
| 工事・材料費 | 約10万〜30万円 | 約20万〜50万円 |
| 合計追加費用 | 約15万〜45万円 | 約45万〜95万円 |
「構造計算は高い」と感じるかもしれませんが、
計算が精密な分、無駄な柱を減らして開放的な
間取りにできるというメリットもあります。
「うちの会社は許容応力度計算を
標準にしています」というメーカーは、
実はそれほど多くありません。
予算内で「本物の耐震等級3」を
建てられる会社を自力で探すのは至難の業。
そんな時こそ、全国の住宅会社の裏事情に
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足元を見られる前に、軍師に「本物の構造計算」
を行う会社を教えてもらいましょう。

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3. 知らないと損!「等級3」のコストを実質ゼロにする3つの方法
「高いから諦める」のは、
設計士から見れば最も損な選択です。
なぜなら、等級3には強力なキャッシュバックが
あるからです。
- 地震保険料が50%割引: 35年間で計算すると、これだけで20万〜40万円ほど浮くケースも。
- 住宅ローン金利の優遇: フラット35Sなどの利用で、総返済額が数十万円変わります。
- 補助金の受給条件: 2026年度の多くの補助金は、耐震等級3が「必須条件」となります。
詳しい補助金の最新予測については、
こちらの記事を必ずチェックしてください。
4. 「耐震等級3相当」の罠。安さに飛び付いてはいけない理由
見積もりを安く見せるために
「等級3相当なので大丈夫ですよ」と言う営業マンが
いますが、設計士としてはおすすめしません。
- 「相当」には公的な証明がない: 構造計算をしていないケースが多く、本当の強さが不明。
- 保険の割引が受けられない: 結局、トータルコストで損をします。
確実な安心を手に入れるための「基礎の重要性」
については、こちらの記事も参照してください。

5. まとめ:予算が厳しい時こそ「計算」にお金をかける
「キッチンを豪華にするより、まず壁を強くしろ」
これは、私たちが若手設計士の頃に必ず教わる言葉です。
2026年に建てるなら、迷わず
許容応力度計算による耐震等級3を選んでください。
すでに建築が進んでいる方や、リフォームで
「わが家を許容応力度計算レベルまで補強したい」
と考えている方は、一度[リショップナビ]で
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構造の強化は、ただ壁を増やすだけでは不十分。
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参考外部リンク: 国土交通省|住宅の耐震化の推進について






