
「基礎が弱い家って、補強できますか?」
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築30〜40年くらいの木造住宅って、基礎が弱いって聞くんですが…。
補強はできるんですか?結論から言うと、“できます”。
ただし、基礎の種類と劣化状態を正確に把握することが必須です。
匿名の設計士
古い木造住宅の耐震性は、基礎の種類(布基礎かベタ基礎か) と 劣化状況 によって大きく左右されます。
特に、1981年(新耐震基準)以前の住宅の多くは布基礎であり、鉄筋が不足しているケースも多く、補強の必要性が高い傾向にあります。
この記事では、次の点を整理しながら、補強方法と判断基準を徹底解説します。
- 布基礎とベタ基礎の違い
- 弱い基礎の見分け方
- 補強方法の可否と費用感
- 補強すべき状態のチェックリスト
また、この記事は過去記事である
👉 耐震改修・住宅構造ガイド|後悔しない家づくり【2025年版】
( https://sumai-knowledge.com/taishin-renovation/taishin-house-check/ )
の補足記事として、基礎だけに焦点を当てて解説しています。
布基礎とベタ基礎の違い
布基礎とは
布基礎は、家の「壁」の下に帯状に基礎を設ける工法。
戦後〜1990年代前半の住宅の多くが布基礎です。
特徴:
- 地面が露出している部分が多い
- 鉄筋量が少ないケースがある
- 湿気を拾いやすい
- コストが安い
問題になりやすいポイント:
- 鉄筋コンクリートの強度不足
- クラック(ひび割れ)
- 白蟻被害
ベタ基礎とは
ベタ基礎は、家全体を「コンクリートの盤」で支える構造。
特徴:
- 床下全面をコンクリートで覆う
- 面で支えるため耐震性が高い
- 湿気に強い
- 地盤の弱い場所でも安定
問題になりづらいが、施工不良があると逆に危険

基礎が弱い家の典型症状
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どんな症状が出てたら“危ない”ってわかりますか?
わかりやすいものを挙げますね。
匿名の設計士
基礎劣化のサイン
- 0.3mm以上のひび割れ
- 鉄筋の露出
- 基礎の欠け
- 白蟻の蟻道
- カビ・湿気
- 床の傾き(3mm/m以上)
特に危険な状態
- クラックからの水の侵入
- 床が部分的に沈む
- 基礎が“浮いている”部分がある

布基礎は補強できるのか?
補強できます。
むしろ補強されることが多い基礎タイプです。
代表的な補強方法は以下の通り:
エポキシ樹脂によるひび割れ補修
ひび割れ内部に樹脂を注入し、強度を高める。
外側からの増し打ちコンクリート(抱き基礎)
既存基礎を包み込むように補強する工法。
内側からの土間コンクリートによる湿気対策
床下にコンクリートを打設して湿気・白蟻対策。
耐震補強(基礎と土台の緊結強化)
アンカーボルトやホールダウンを追加して揺れに強くする。

ベタ基礎は補強が必要?
ベタ基礎は比較的強度が高いため「補強が必要」になりにくいですが、以下の場合は要注意。
- 施工不良(ジャンカ・スラブ薄)
- 白蟻被害
- 水の逆流・床下湿気
- 大地震後のクラック
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ベタ基礎なら安心って思ってました…。
“施工が正しい前提なら”という条件付きですね。
匿名の設計士
基礎補強の費用相場【2025年版】
| 補強内容 | 価格帯 |
|---|---|
| ひび割れ補修 | 3〜15万円 |
| 抱き基礎(外側補強) | 50〜150万円 |
| 土間コンクリート打設 | 30〜80万円 |
| 耐震補強(基礎含む) | 80〜300万円 |
補強が必要かどうかの判断基準(専門家が使うチェックリスト)
重要チェック項目
- 新耐震基準(1981年6月)以前の住宅
- 布基礎+鉄筋不足の可能性
- 床の傾き
- 給排水の老朽化
- 白蟻被害の痕跡
該当するものがある場合は、補強を検討すべきです。
信頼性のある外部リンク
住宅基礎の基礎情報として、国土交通省のガイドラインが参考になります:
国土交通省「木造住宅の耐震診断と補強方法」
(※専門用語は多いですが、裏付け情報として価値があります)
まずやるべきは「基礎診断」
基礎の状態は、外観だけでは分かりません。
匿名の設計士多くのご家庭が“DIYで判断”して失敗します。
プロ診断は本当に大事です。
診断後に、補強が必要かどうかの判断がようやく可能になります。
そして、診断後に複数社の見積もりを比較することが最も重要。
- 補強範囲
- 工法
- 施工レベル
- 費用差
これらが会社ごとに大きく違うためです。
そこでおすすめなのが、リフォームの一括見積もりサービス。
匿名の設計士基礎補強を検討している方は、まず“診断+複数見積り”をセットで取ることを強くおすすめします。
補強工事は業者によって提案も金額も本当にバラバラなので、1社だけで判断するのは危険です。
最近は、基礎補強や耐震改修に強い業者を 自動で複数ピックアップしてくれる無料の一括見積もりサービス があるため、利用する人がかなり増えています。
まとめ|基礎は補強できる。まずは診断から
- 布基礎は補強しやすい
- ベタ基礎も“施工不良”は要注意
- ひび割れや湿気は早期対処が必要
- まずは基礎診断 → 複数見積もりが必須
- 大規模改修よりも“予防的な補強”が結果的に安い
基礎は家の「命」の部分。
早めに動けば、補強費用もリスクも最小限で済みます。


