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耐震補強と断熱って別々にやるものですよね?
実は“同時にやる”ほうが、費用も性能も仕上がりも圧倒的に良くなるんです。
匿名の設計士
ここ数年、リフォーム現場で増えているのが
「耐震+断熱をワンセットで計画する家づくり」 です。
実際、私が担当した住宅でも
耐震補強と断熱改修を同時に行うと、
“費用効率が10倍変わる” と言っても過言ではありません。
この記事では、
その理由・最適なタイミング・実際の費用感まで
初心者にもわかりやすく解説します。
また、本記事は以下のハブ記事のサテライト記事です:
👉 耐震改修・住宅構造ガイド|後悔しない家づくり【2025年版】
https://sumai-knowledge.com/taishin-renovation/taishin-house-check/

なぜ「同時にやるべき」なのか?最大の理由は“壁を開ける回数”
耐震補強も断熱リフォームも、
大きくは 「壁を開けて内部に手を入れる工事」 です。
つまり、
別々に行うと 2回壁を壊し、2回壁を復旧させる ことになります。
匿名の設計士ここが、最もムダが出るポイントです。
●別々にやった場合
- 解体費:2回
- 大工手間:2回
- 内装仕上げ:2回
- 工期:長くなる
- 住みながら工事が困難
●同時にやった場合
- 壁の解体・復旧が1回で済む
- 大工手間が圧縮
- 工期が短い
- 住みながら工事可能なケースも
費用効率が跳ね上がる理由はここにあります。

耐震補強と断熱は“同じ壁内部”を使う工事
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耐震と断熱って全然別の工事に見えるのですが…。
実は、施工する場所はほぼ同じです。
匿名の設計士
耐震補強
- 補強金物
- 筋交い追加
- 構造用合板の張り替え
- 土台・梁の補強
断熱リフォーム
- 断熱材の充填/交換
- 気密処理
- 防湿シートの施工
- 壁内の結露対策
これらは 同じ「壁内の空間」 を扱う工事。
つまり、壁を開けた“ついでに”両方できてしまうのです。
費用効率が「10倍変わる」と言われる理由
費用効率が劇的に変わる理由を、
現場の視点から数値で説明します。
◆別々に行う場合
- 壁解体・復旧:1室あたり 8〜12万円 × 2回
- 下地調整:× 2回
- 内装仕上げ:× 2回
合計:1.6〜2倍のコスト
◆同時に行う場合
- 解体・復旧:1回
- 断熱作業:補強作業に合わせて同時施工
合計:1回分のコストで済む
匿名の設計士同じ壁を2回壊すのは本当に非効率なんです。
※実際の現場では、
数十万円の差が出ることは珍しくありません。

同時にやると“性能の相乗効果”が生まれる
費用だけでなく、性能面のメリットも大きい のです。
●メリット①:隙間なく断熱材を施工できる
耐震補強で壁をやり替えるため、
断熱材の入れ替え・気密処理が完璧に行えます。
●メリット②:結露・カビのリスクを抑えられる
壁内の通気・構造・断熱が一体で調整されるため、
冬の内部結露が大幅に減少。
●メリット③:耐震壁の位置計画と断熱材配置を最適化
断熱効果を落とさず耐震壁も確保できる、
“最強のバランス設計” が可能に。
参考外部情報
耐震改修と断熱改修の同時施工に触れており、
基準や考え方が整理された資料です。

同時リフォームの最適なタイミング
次のようなときは、ベストタイミング です。
●耐震診断で評点0.7〜1.0が出たとき
壁を開ける必要が高い。
●冬の寒さ・夏の暑さがつらくなってきたとき
断熱の効果を体感しやすい。
●築25年以上の家
壁内の断熱材がスカスカ・沈下していることが多い。
●外壁リフォームを検討しているとき
外壁を剥がすついでに施工できる場合も。
費用相場(2026年版)
あくまで全国平均ですが、目安としては…
●耐震補強
部分補強:50〜120万円
全体補強:120〜300万円
●断熱リフォーム(壁)
60〜150万円
●同時施工
通常より 40〜80万円ほど安くなるケースが多い
耐震補強と断熱リフォームは、
会社によって提案内容と総額が大きく違う のが最大の難点です。
匿名の設計士正直に言うと、1社だけの見積もりで決めるのは危険です。
同じ家でも、
- 耐震計画の立て方
- 断熱材の種類
- 壁の復旧方法
によって、総額が50〜150万円変わる世界 です。
近年は、
“耐震+断熱の同時リフォーム” に強い会社を
自動で比較できる無料サービス があり、
「最適な提案が分かる」と評判です。
全国優良リフォーム会社への一括見積もりなら【リショップナビ】
まとめ|同時にやるのが“もっとも賢い選択”
- 壁を開ける回数が1回で済む
- 施工効率・費用効率が爆増
- 性能の相乗効果が大きい
- 結露・寿命・耐久性の改善
- 提案内容は会社差が大きいので比較は必須
耐震補強と断熱リフォームを同時に行うことは、
家の寿命を延ばし、年間の光熱費も減らし、
なにより地震への安心感を最大化する方法 です。


