古い家だから地震が心配。
でも、300万円もかける余裕はない…。
設計の現場にいると、
こうした切実な声をよく耳にします。
結論から言いましょう。
予算100万円でも、
耐震性能を「劇的に」改善
することは可能です。
ただし、何も考えずに業者に依頼すると、
中途半端な補強で100万円が溶けて終わります。
今回は、私が
「もし自分の親の家を予算100万円で守るなら、
どこをどう補強するか」という視点で、
戦略をまとめました。
【設計士から警告】
100万円をドブに捨てないために
耐震補強は、業者によって
「工事の質」と「価格」に恐ろしいほどの
差が出ます。
100万円という限られた予算を最大化するには、
まずは自治体の補助金に精通し、
かつ適正価格で動いてくれる
優良会社を見極めることが絶対条件です。
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【一目でわかる】予算100万円の耐震補強・工事内容早見表
予算100万円を「どこに投下すべきか」の
目安をまとめました。
| 優先順位 | 工事メニュー | 概算費用 | 耐震への効果 | 設計士のコメント |
| 1 | 耐震診断・設計 | 10万〜20万円 | 必須 | ここをケチると「根拠のない工事」になります。 |
| 2 | 1階の壁補強(3〜5箇所) | 40万〜60万円 | ★★★★★ | 最もコスパが良い。 特に1階の「角」を固める。 |
| 3 | 接合金物の設置 | 10万〜20万円 | ★★★★☆ | 柱が抜けるのを防ぐ。 壁補強とセットでやるべき。 |
| 4 | 床下の腐朽・シロアリ補修 | 20万〜40万円 | ★★★★☆ | 土台が腐っていては、どんな補強も無意味です。 |
「うちの予算でどこまで守れる?」
と迷ったら
この表の概算はあくまで目安です。
実際には「今の家の痛み具合」で
費用は大きく変わります。
後悔しないためには、複数の会社に
「100万円でどこまでできるか」という
同じ条件でプランを出させ、
比較するのが最も確実で安く済む方法です。
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予算100万円で「死なない家」を作る3つの戦略
「家をまるごと新築そっくりに強くする」
のは100万円では不可能です。
しかし、
「大地震が来ても倒壊せず、逃げる時間を稼ぐ」
という目的(命を守る補強)なら、十分狙えます。
1. 「1階」に予算を集中投下する
2階建ての家が潰れる原因の多くは、
1階の崩壊です。
100万円という限られた予算なら、
2階は後回しにして、まずは1階の
「寝室の真上」や「家の角」の壁を
重点的に補強してください。
これだけで生存率は劇的に上がります。
2. 自治体の「補助金」で予算を2倍にする
ここが一番のポイントです。
多くの自治体では、耐震改修に
50万円〜100万円程度の補助金が出ます。
つまり、
自己負担100万円 + 補助金100万円
= 合計200万円分の工事ができるということ。
200万円あれば、
屋根の軽量化や基礎の補強まで手が届きます。
あわせて知りたい:
耐震と「窓」をセットでやるべき理由
耐震補強で壁をいじるなら、
窓の断熱改修を同時に行うのが
「賢い施主」の選択です。
窓リフォーム単体でも強力な
補助金が出ますが、耐震工事と
抱き合わせることで、自治体によっては
さらに加算が狙えるケースもあります。
「耐震100万円+窓補助金」を
組み合わせれば、予算内で
驚くほど快適で安全な家に
生まれ変わります。
3. 断熱リフォームと同時に行う
実は、壁を剥がして耐震補強をするタイミングは、
断熱材を入れ替える絶好のチャンスです。
別々に工事すると工賃が二重にかかりますが、
同時なら材料代だけで断熱性能もアップします。
[内部リンク:断熱材の厚みは何ミリ必要?設計士が教える正解の厚み]
まとめ:100万円あれば「安心」は買える
「お金がないから」と放置するのが
一番のリスクです。
100万円あれば、少なくとも
就寝中の命を守るレベルの補強は可能です。
地震は待ってくれません。
そして自治体の補助金も予算がなくなれば終了です。
まずは一括比較サービスを利用して、
あなたの街で一番コスパの良い補強ができる会社
を見つけておくことから始めてください。
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