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LIXILの窓「EW」と「TW」どっちが正解?19年の設計士が教える窓の適材適所

断熱材・断熱改修

最新の樹脂窓(EW)が一番いいって聞いたけど、本当?

アルミ複合(TW)を勧められたけど、これって断熱性能が低いの?

今、LIXILで家を建てるなら避けて通れないのが、樹脂窓の「EW」と高性能ハイブリッド窓の「TW」の選択です。

ネットでは「樹脂一択!」という声が目立ちますが、現場を知る設計士の意見は少し違います。実は、全部の窓を樹脂にするのが正解とは限りません。

今回は、カタログスペックには載っていない「使い勝手と強度のリアル」を解説します。


1. 樹脂窓「EW」の強みと、意外な弱点

LIXILが満を持して投入した樹脂窓「EW」。フレームレスでデザインも美しく、断熱性能は文拠なしのトップクラスです。

LIXILの樹脂窓EW。フレームがスリムで高い断熱性を持つ樹脂サッシの構造。
  • メリット: 圧倒的な断熱性。フレームまで樹脂なので結露リスクを最小限に抑え、愛知の夏も冬も快適に過ごせます。
  • 弱点(設計士の本音): 実は「樹脂は重い」。 樹脂はアルミに比べて強度が低いため、重いガラスを支えるために部材を厚くする必要があります。その結果、窓全体の重量が増し、特にリビングなどの大開口窓では「開閉に力がいる」「重くて毎日の掃除が大変」という声も現場では耳にします。

2. ハイブリッド窓「TW」の逆襲:なぜアルミが必要なのか

「アルミ複合は古い」というのは大きな間違いです。最新の「TW」は、アルミの強さと樹脂の断熱性を高次元で融合させています。

 LIXILの高性能ハイブリッド窓TW。アルミと樹脂を組み合わせ、スリムな枠と強度を両立
  • TWの真価: アルミの強度を活かして、フレームを極限までスリムに、かつ頑丈にできます。
  • 設計士の視点:
    1. 抜群の操作性: 樹脂窓に比べて軽量なため、大きな掃き出し窓でもスーッと軽く動きます。
    2. 大開口の開放感: 強度があるため、リビングに圧倒的な開放感を生む「大開口窓」にはTWの方が圧倒的に向いています。
    3. デザイン性: 枠が細いため、外の景色が切り取られた絵画のように美しく見えます。

3. 設計士が提案する「窓の適材適所」プラン

全部をEWにするのではなく、場所によってTWと使い分けるのが「賢い家づくり」の正解です。

設置場所推奨サッシ設計士の狙い
リビング(大開口の掃き出し窓)TW毎日開閉する場所。軽さと視界の広さを優先。
寝室・子供部屋の小窓EW就寝時の断熱性と結露防止を最優先。
北側の水回り(トイレ等)EW日が当たらない場所の底冷えを徹底ガード。

4. スペック表(U値)だけで選ぶと後悔する理由

「断熱性能(U値)が0.1良いからEWにする!」というこだわりも大切ですが、19年現場を見てきた私からすれば、「30年、毎日ストレスなく開け閉めできるか」の方が、住まいの満足度には直結します。

特に力が弱いお子さんや高齢のご家族がいる場合、重い樹脂窓の操作性は無視できないポイントです。

内部リンク:

LIXILの性能はわかった。でもライバルのYKK AP(APW330)と比べてどうなの?という方はこちらの比較記事をどうぞ。


まとめ:あなたの家、その窓で本当に大丈夫?

LIXILのTWとEW、どちらが正解かは、あなたの家の間取りや「窓に何を求めるか」で決まります。

もしハウスメーカーから「標準ですから」と一律に提案されているなら、要注意。それはあなたの生活ではなく、彼らの仕入れの都合かもしれません。

この窓、重すぎて後悔しないかな?

この配置で本当に結露しない?

そう不安になったら、判子をつく前に図面を持ってプロのセカンドオピニオンを求めてください。

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