新築時の火災保険はいつ入る?タイミングと注意点を建築士が解説

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はじめに

新築住宅の火災保険は、建物が完成する前に入るべきか、完成後に入るべきか迷う方が多いです。設計士として多くの施主さんにアドバイスしてきた経験から、最適な加入タイミングと注意点を整理しました。

火災保険加入のタイミング

1. 建築中の火災保険(建設中保険)

建物がまだ完成していない段階でも、工事中の火災や事故に備える保険があります。施工会社や住宅ローンの条件によって加入を求められる場合があります。

2. 建物完成後の火災保険

建物が完成した時点で加入するのが一般的です。建物完成日や引渡し日に合わせて契約開始日を設定することで、保険料の無駄を防げます。

3. 建築士がすすめるタイミング

設計士としては、引渡し前後の2週間以内に契約開始が最適です。工事中のリスクをカバーしつつ、完成後すぐに補償が始まるタイミングを意識します。

加入時の注意点

1. 建物の構造・面積情報を正確に入力する

保険料は建物の構造・床面積・延床面積で決まります。見積もり時に正確な情報を入力しましょう。

2. 地域リスクを考慮する

水災や風災のリスクが高い地域では、補償範囲を見直すことが重要です。

3. 見積もりは複数社で比較する

設計士としておすすめするのは、一括見積もりサービスの活用です。短時間で複数社の料金と補償内容を比較でき、合理的な選択が可能です。

おすすめの一括見積サービス

詳しい比較は前回の記事「【2025年版】火災保険一括見積もりサービスおすすめ5選」をご覧ください。インズウェブ、価格.com保険、保険市場などのサービスが使いやすくおすすめです。

まとめ

新築時の火災保険は、建物完成前の工事中保険と完成後の正式保険を理解し、タイミングよく加入することが重要です。複数社の一括見積もりを利用して、適切な補償内容と料金を確認しましょう。

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