PR

耐震改修の確実な方法|匿名設計士が本音で解説

スポンサーリンク
耐震改修前の古い住宅

耐震改修かぁ…
うちの家って、築年数も古いし耐震は大丈夫かな…


そんな不安を抱える方は多いでしょう。

結論から言うと、耐震改修を本当に安全に行うなら
構造躯体を残してスケルトンにするのがおすすめです。

古い住宅は、筋交いや柱があるから安心、と思われがちですが
実際には当時の施工基準や金物の設置状況によって
安全性は大きく異なります。

耐震改修の基礎知識は、国土交通省 耐震改修ガイドラインで確認できます。


なぜスケルトンにするのか

スケルトン状態の解体現場

建てられた年代によりますが
昭和後期や1980年代〜2000年頃の住宅は
現在の耐震基準とは大きく異なります。

  • 筋交いはあるけれど、地震時に
    引き抜きに対応する金物が不足
  • 柱や梁の寸法が荷重に耐えられない
  • 品質の低い木材が使われている

このような場合、壁だけ補強しても不十分です。

匿名の設計士
匿名の設計士

安全性を高めるには
まず正確な現状を把握することが大切

一度スケルトン状態にして
構造躯体をチェック・補強したうえで
耐力壁の配置バランスや柱・梁の寸法を
確認、検討する必要があります。


制振装置を活用した耐震改修

制振装置が取り付けられた様子

昭和後期に建てられた住宅では
柱や梁の性能だけでは地震エネルギーを十分に
吸収できないことがあります。

その場合、ダンパーなどの制振装置を設置することで
地震のエネルギーの一部を熱エネルギーとして吸収し
建物躯体へのダメージを減らすことが可能です。

  • 設置場所:柱・梁の接合部や耐力壁の近く
  • 効果:揺れを受け流し、構造体へのダメージを軽減

制振装置の仕組みについては、制振装置メーカー公式ページをご覧ください。


基礎の補強も耐震改修には重要

既存基礎に増し打ち

基礎は住宅の土台。
年代によっては鉄筋の量が不足していたり
無筋の場合もあります。
その場合、既存基礎に増し打ちを行うことで
安全性を確保します。

匿名の設計士
匿名の設計士

特に1980年代~2000年ごろ
建てられた住宅は注意が必要です。

基礎が弱いまま耐震補強をしても
地震時の安心感は得られません。


費用の目安と注意点

費用の目安と注意点イメージ画像

中古住宅の耐震改修は
スケルトン+補強+制振装置+基礎補強となると
新築住宅と同等の費用がかかる場合もあります

  • 築年数と状態によって補強内容は変動
  • 材料費・施工費・制振装置設置費を含むと高額に
  • 事前に複数の施工会社で見積もりを
    比較するのがおすすめ
匿名の設計士
匿名の設計士

耐震改修は安易に考えず
現状把握と計画的な補強が
大切です

無料のリフォーム費用見積もり比較サイトを活用すれば
複数社から適切な見積もりを手間なく集められます。

これなら、施工内容と費用のバランスを確認した上で
安全な改修計画を立てられます。

中古住宅リノベーション費用の目安は、新建ハウジング2025年2月27日記事で確認できます。


まとめ:耐震改修のポイント

  1. 構造躯体を残してスケルトンにする
  2. 耐力壁の量だけでなく配置のバランスも確認
  3. 柱・梁・基礎の寸法と品質をチェック
  4. 必要に応じて制振装置を導入
  5. 費用は場合によって新築並みになることも

中古住宅の耐震改修は、単なる壁補強ではなく
建物全体の安全性を見極めて計画することが重要です。

匿名の設計士
匿名の設計士

安心して暮らすためには
施工会社選びと
見積もり比較を
怠らないことが大切

タイトルとURLをコピーしました