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吹き付けウレタンフォーム:悪評の真実と誤解をプロが解説

断熱材・断熱改修

吹き付けウレタンフォームは
やめたほうがいい。

あとから後悔する断熱材

断熱材を調べていると、

必ず目にするこうした言葉。

設計士として正直に言えば、

その評価は

“間違いでもあり、正解でもある”

というのが実感です。


この記事では、2026年時点の視点から、

  • なぜ吹き付けウレタンに悪評が出るのか
  • 本当に問題になるポイントはどこか
  • 他の断熱材とどう違うのか

を、匿名だからこそ言える

実務ベースの本音で整理します。

⚠️【設計士のアドバイス】
断熱材の良し悪しは
「施工会社」で決まります。

吹付ウレタンは優れた断熱材ですが、
施工品質にムラが出やすいのが最大の弱点。

ネットの悪評のほとんどは
「未熟な業者による施工ミス」
が原因
です。

後悔しないためには、
ウレタンの特性を熟知し、
正しい施工ができる優良業者を
選ぶことが絶対条件。


まずは実績豊富な会社から
見積もりと提案を取り寄せ、
信頼できるパートナーを見極めてください。


吹き付けウレタンフォームとは何か

吹き付けウレタンフォーム断熱材の施工断面。柱間に発泡して隙間なく充填されている様子

吹き付けウレタンフォームは、

現場で液状の材料を発泡させ、

壁や天井に直接吹き付ける断熱材です。

主な特徴

  • 隙間なく充填しやすい
  • 気密性を確保しやすい
  • 比較的高い断熱性能を持つ

この「隙間を埋められる」という特性から、

断熱と同時に

施工精度の影響を強く受ける断熱材でもあります。


吹き付けウレタンの悪評は、なぜ生まれたのか

施工品質が結果に直結する

吹き付けウレタンフォームの施工不良例。発泡ムラや厚み不足により断熱性能が低下するイメージ

吹き付けウレタンの評価が割れる最大の理由は、

施工の良し悪しがそのまま性能差になる点です。

  • 吹き付け厚が不足している
  • 下地との密着が不十分
  • 施工環境(温度・湿度)が適切でない

これらが起きても、

完成後は壁の中に隠れてしまいます。


数年後になって初めて、

思ったほど暖かくならない。

結露が出る。

といった形で問題が表に出て、

それが「ウレタンはダメ」という

評価につながります。

「うちの業者は大丈夫かな?」
と不安な方へ

既に手元に見積もりがある場合でも、
別の専門家から「セカンドオピニオン」
取ることを強くおすすめします。

断熱欠損のリスクを避け、
適正価格で工事を行うために、
一括比較サービスを賢く利用しましょう。


材料の問題に見えやすい構造

実際には設計や施工の問題であっても、

住む側からすれば原因は断熱材に見える。


そのため、吹き付けウレタンは

特に評価が極端になりやすい断熱材です。


問題は「素材」ではなく「使い方」

設計士の立場から見ると、

吹き付けウレタンフォームそのものが

致命的に劣った断熱材だとは思っていません。


ただし、

  • どこに使うのか
  • どの厚みで使うのか
  • 湿気や通気をどう考えるのか

これを整理せずに採用すると、

高性能どころか、リスクになることがあります。


特に断熱改修では、

既存の構造や壁体内環境を無視できません。

参考外部リンク:
建築学会が示す結露防止設計の考え方


他の断熱材と比べると見えてくること

吹き付けウレタンを正しく評価するには、

他の断熱材との比較が欠かせません。

  • グラスウール
  • セルロースファイバー
  • 木繊維断熱材

それぞれ、

性能・施工・考え方がまったく違います。


同じ「断熱材」という言葉で括られがちですが、

実際には向いている家・向いていない家が明確に分かれます。


他の断熱材についても、

同じ設計士目線で整理しています。

どれか一つが「正解」になることは、

ほとんどありません。


断熱材選びで、よくある勘違い

現場で多いのが、次のような考え方です。

  • 評判がいいから安心
  • 高いから性能も高いはず
  • 新しい素材のほうが優れている

しかし実際には、

家の構造・施工精度・住まい方との相性

結果は変わります。


断熱材だけを切り取って判断すると、

必ずどこかでズレが生まれます。


断熱材は「家全体の設計」の一部にすぎない

断熱性能を左右するのは、

  • 断熱材の種類
  • 断熱ラインの取り方
  • 気密施工
  • 換気計画

これらがセットで成立しているかどうかです。


断熱材だけを比較しても、

全体像が見えなければ意味がありません。


断熱リフォームや断熱等級を含めた

全体整理は、こちらの記事でまとめています。

参考外部リンク:
国土交通省が示す住宅の断熱性能・省エネ基準


「素材は分かった。でも、どう判断すればいいのか」

ここまで読んで、

吹き付けウレタンの評価が割れる
理由は分かった。

他の断熱材の特徴も見えてきた。

それでも、
自分の家に当てはめられない。

そう感じているなら、

それはごく自然な状態です。


断熱は、

知識を集めただけでは決められない分野

だからです。


見積もりを見る前に、考えるべきこと

断熱リフォームで後悔する多くのケースは、

工事が始まってからではなく、

見積もりを見る段階で方向性が決まっています。

  • 何を優先したいのか
  • どこまで性能を求めるのか
  • その金額の理由を説明できるか

この整理がないまま進むと、

「比べたつもりで比べられていない」状態

になります。


見積もりを見るときの考え方については、

別の記事で詳しく触れています。


設計士としての結論

吹き付けウレタンフォームは、

良い断熱材でもあり、

注意が必要な断熱材でもある。


その評価を分けるのは、

素材ではなく「考え方」と「使い方」です。


断熱は、早く決めることより、

納得して決めることのほうが、

あとで効いてきます。


もし今、少し迷っているなら、

それは失敗を避けるための、

大切な時間かもしれません。

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