火災保険と地震保険を“正しく選べる人”は意外と少ない
火災保険って
どれ選べばいいんですか?
家づくりの打ち合わせで、
こうした質問は本当に多いです。
私としては、家の性能や仕様と同じくらい、
保険も家の“耐久性の一部”だと思っています。
しかし、補償範囲や免責・特約・保険料…
内容が複雑すぎて、勘で選んでしまう方が
多いのが現実です。
この記事では、
まず“最低限これだけ押さえておけば
間違わない”という基礎と、
深堀りポイントをまとめました。
火災保険は「火災以外が本番」

火災保険という名称ですが、
もっとも支払われているのは
火災ではありません。
この特約、本当に必要ですか?
と聞かれることもありますが、
地域や建物仕様で必要性は大きく異なります。
過去記事:
→ 2025年秋の火災保険改定、本当に見直すべき理由とは?
地震保険は“建物の損害ではなく、生活の再建のため”

地震保険の補償額が
火災保険の最大50%と聞くと、
そんなに少ないんですか!?
と驚く方もいます。
地震保険は
“家を完全に建て直すための保険”
ではありません。
生活を立て直すための
最低限の補償が目的 です。
だからこそ、火災保険といっしょに
考える必要があります。
※地震保険の制度や仕組みについて
詳しく知りたい方は、
金融庁の公式サイトで確認できます。
2025年改定に向けて「見直しのタイミング」が来ている理由
保険料が長期的に上昇している今、
2025年改定も大きく動く可能性があります。
見直すべき理由は以下の3つ。
- リスクに対して補償が
足りていない人が多い - 逆に、不要な特約を付けすぎて
保険料が上がっている人も多い - 2025年の改定は、地域によって
保険料差がさらに広がる可能性がある
どんな家でも共通して“絶対に見ておくべき”補償範囲
設計士として、家の構造やエリアから見て
「ここだけは外さないでほしい」
という項目がいくつかあります。
🔸 外せないポイント
- 水災補償:川・用水路・低地にある家は必須
- 風災:台風常襲エリアでは想像以上に重要
- 破損・汚損:子育て世帯は入れておくと安心
- 家財保険:ほとんどの家庭で必要なのに加入率が低い
これを“家の仕様・地域”と合わせて考えると、
必要な補償が自然と見えてきます。
※火災保険の補償内容や
保険料の比較データは、
損害保険料率算出機構でも
公開されています。
補償内容を決める前に必ずやるべき「比較」
火災保険は、同じ補償でも
保険会社で金額が大きく異なります。
比較すると、
10年で数十万円単位の差が出ることも。
しかし、相談でよく聞くのがこの言葉。
比べるのが面倒で、
とりあえず勧められたものに
しました。
これ、本当にもったいないんです。
補償範囲を理解したうえで
金額も比較したい方は、
火災保険の一括見積もりサービスを使うと、
最安値と最適プランが一度で確認できます。
まとめと行動のすすめ
- 火災保険は火事だけでなく、
自然災害・破損・汚損など幅広く補償 - 地震保険は生活再建のために必須
- 補償内容は地域・建物・
ライフスタイルに合わせて最適化 - 見直しは定期的に行い、
改定や保険料の変化に対応する

匿名の設計士「どれを選べば自宅に
最適か分からない…」
そんな方は、
火災保険の一括見積もりサービスを使うと、複数の保険会社から
最適プランを一度に確認できます。
火災保険や地震保険は
“高いものを選べば安心”では
ありません。
その家に合った補償を、
適正な保険料で選ぶこと
が大切です。
まだ見直したことがない方は、
まずは 火災保険の一括見積もりサービスから
始めてみてください。


