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気流止めがない家は断熱しても寒い|高断熱化しても暖かくならない“9割の原因”を設計士が解説

断熱材・断熱改修

最新の断熱材に入れ替えたのに、なぜか足元がスースーする……。

実はこれ、断熱リフォームの現場で頻繁に起きている悲劇です。

理由は明確です。日本の住宅の9割以上は、断熱材の性能を殺す「壁内気流」の対策がなされていないから。

19年目の設計士として本音を言えば、15〜20年より前に建てられた家で、正しく「気流止め」が施工されている住宅はほぼ皆無だと言っても過言ではありません。
当時は「断熱材を詰めればOK」という時代で、壁の中を冷気が駆け巡る仕組みを理解している職人はほとんどいなかったのです。

この記事では、断熱材をいくら厚くしても無意味にしてしまう「気流漏れ」の正体と、プロが見るべき施工の急所を解説します。


第1章|ダウンジャケットの「ファスナー全開」で雪山に立っていませんか?

断熱材は、空気が止まっていることで初めて熱を遮ります。
しかし、気流止めがない家は、壁の中が床下や天井裏と「筒抜け」になっています。

  • 煙突効果の罠:
    床下の冷たい空気が壁の中に入り、温められて天井裏へ抜けていく。
    壁の中は常に「冷たい風」が吹いている状態です。
  • 断熱材はただのフィルターになる:
    繊維系の断熱材(グラスウール等)は、風が通り抜けると熱を保持できません。
床下から壁内を通って小屋裏へ逃げる冷気の流れ(気流止めがない状態)

第2章|なぜ15〜20年前の家は「全滅」なのか

当時の建築現場では、断熱は「大工仕事のついで」でした。

  • 知識の欠如:
    「気密」という概念が浸透しておらず、壁の上下に蓋をする(気流止め)重要性を誰も教えていなかった。
  • 工法の構造的弱点:
    昔の在来工法(軸組工法)は、構造上、床下と壁がつながりやすい。

第3章|ここを見ればわかる!あなたの家が「寒い」理由チェックリスト

現場に行かなくても、ある程度予測がつきます。

  1. コンセントボックスから風が吹く:
    壁の中が外(床下・小屋裏)とつながっている証拠。
    換気扇を回すと分かりやすいです。
  2. 1階の壁際が異様に冷たい:
    床下からの冷気がダイレクトに壁に侵入している。
  3. 築20年以上で、リフォーム時に「気流止め」の単語が出なかった:
    十中八九、施工されていません。

第4章|設計士が教える「正しい気流止め」の施工

断熱材を入れ替える前に、まず「空気の入り口と出口」を塞がなければなりません。

柱と梁の間に気流止め(断熱材や木材)を設置して冷気を遮断する様子

第5章|その業者は「気流止め」を知っていますか?

多くの業者は「厚い断熱材を入れれば暖かくなりますよ」と提案します。
しかし、[【何mm必要?】断熱等級6・7の厚さ早見表] の数値をいくら追い求めても、気流止めがなければ机上の空論です。

見積もり時にこう聞いてみてください。

壁の上下の気流止めは、どういった手法で処理しますか?

この質問に詰まる業者は、断熱のプロではありません。


まとめ|「隙間」を制する者が断熱を制する

断熱リフォームの成功は、材料の良し悪しではなく、「目に見えない空気の流れを止められるか」にかかっています。

もし、今の見積書に「気流止め」の文字がなければ、それはただの「断熱材の置き換え」であり、本当の解決にはなりません。

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※「気流止めの重要性を理解している、現場経験豊富な会社を探している」と伝えてください。
これが失敗を防ぐ最大の自衛策です。

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