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地域区分別おすすめ断熱仕様|寒冷地〜温暖地の最適解早見表【2026年版】

断熱改修や新築を検討し始めると、

多くの方がこんな壁にぶつかります。

断熱等級6がいい?

それとも7?


そもそも、

うちの地域で
そこまで必要?

ネットを見ると「高断熱が正義」という情報は

山ほどありますが、

断熱仕様に“全国共通の正解”はありません。


同じ断熱等級でも、

地域区分が違えば、

最適な仕様はまったく変わります。


この記事では、

断熱設計を日常的に扱っている設計士の立場から

  • 地域区分ごとに考える断熱仕様の考え方
  • 寒冷地〜温暖地で「やりすぎ」にならない目安
  • 断熱等級・仕様選定で失敗しない判断軸

を、早見表+実務目線で整理します。


なぜ「地域区分」を無視すると失敗するのか

断熱性能は、

どれだけ熱を逃がさないかの話です。


当然ですが、

  • 外が寒い地域
  • 冬の期間が長い地域

ほど、

断熱に求められる性能は高くなります。


ところが実際の相談では、

知人が等級6にしたから

YouTubeで
7が良いと言っていたから

という理由で、

地域条件を無視した断熱仕様

選ばれることが少なくありません。


結果として、

  • コストに対して体感差が小さい
  • 施工難易度だけが上がる
  • 別の性能(気密・換気)が追いつかない

という「もったいない家」になりがちです。


地域区分別|おすすめ断熱仕様 早見表【目安】

※以下は 「最低限、失敗しにくい目安」 です。
※実際の快適性は、
 施工精度・気密・換気計画で大きく変わります。

地域区分主なエリア例現実的な断熱等級目安断熱仕様の考え方
1・2地域北海道・一部東北等級6〜7厚み+施工精度最優先。
等級7は
設計力必須
3地域東北・甲信等級6壁・天井の
断熱バランスが重要
4地域関東・北陸等級5〜6等級6はコスパ良。
7は慎重に
5地域東海・関西等級5〜6気密と
日射遮蔽の
設計が鍵
6地域九州北部等級5厚みより施工品質を
優先
7地域九州南部等級4〜5断熱より
通風・日射対策が重要

「寒冷地だから厚くすればいい」は危険

寒冷地では確かに高断熱が有効ですが、

厚みを増やせば

必ず快適になるわけではありません。


よくある失敗例👇

  • 壁だけ厚くして、床・基礎が弱い
  • 高性能断熱材だが施工が雑
  • 断熱は強いが、換気計画が追いついていない

この場合、

等級7でも寒い・結露することは普通に起こります。


温暖地で「等級7」が必ずしも正解ではない理由

5〜7地域では、

  • 冬より夏の対策が重要
  • 日射遮蔽・通風・庇設計の影響が大きい

にもかかわらず、

断熱等級だけを上げると、

  • 夏に熱がこもる
  • 冷房効率が悪い
  • 費用対効果が合わない

というケースもあります。


「高断熱=万能」ではない

これが設計側の実感です。


それでも迷う人へ:次に見るべき視点

ここまで読んでも、

じゃあ、結局
等級はいくつが妥当なの?


体感や費用は

どれくらい違うの?

と感じる方は多いはずです。


そこで次に確認してほしいのが、

断熱等級そのものの違いです。

👉 断熱等級4・5・6・7の違い
|性能・費用・体感温度の早見表【2026年版】

では、

  • 等級ごとの体感差
  • 費用感の違い
  • 設計者目線の「おすすめライン」

を整理しています。


断熱仕様を体系的に理解したい方へ

断熱材の種類・厚み・工法・考え方を

一度きちんと整理したい方は、

👉 断熱材の選び方完全ガイド|失敗しない断熱改修と断熱等級6・7対応

にまとめています。


個別記事を点で読むより、

全体像を掴んだ方が、業者選びで失敗しません。


設計士として、最後に一つだけ

断熱仕様は、

  • 数字だけで決めるものではなく
  • 流行で決めるものでもありません

あなたの地域・家の条件・施工力

これらが揃って、初めて意味を持ちます。


「高性能そうだから」ではなく、

納得して選べる状態を作ること。


それが、

業者に丸め込まれない一番の近道です。

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