樹脂窓ならYKK APのAPWが最強って聞いたけど本当?
工務店からはLIXILを勧められているけど、後悔したくない!
日本の窓市場を二分するYKK APとLIXIL。特に新築で人気の樹脂窓において、どちらを選ぶべきかは永遠のテーマです。19年現場で図面を引いてきた設計士の目から見ると、この2社には明確な「思想の違い」があります。
カタログの数値だけでは見えてこない、プロが教える「選び方の基準」を公開します。
1. YKK AP「APW」シリーズ:樹脂窓のパイオニアとしての安心感
YKK APの最大の武器は、日本の樹脂窓普及をリードしてきた「実績と信頼」です。

- APW330 / 430の凄さ: フレームの接合部(溶着部)が非常に頑丈で、気密性が極めて高いのが特徴です。また、いち早く「樹脂スペーサー」を標準化するなど、「1mmも結露させない」という執念を感じます。
- 設計士の視点:装飾窓の「剛性感」が違う 縦すべり出し窓などのハンドルを回した際、YKK APは「カチッと閉まる」質感が非常にしっかりしています。樹脂窓はアルミに比べて「たわみ」が出やすい素材ですが、YKK APはギアの噛み合わせやヒンジの剛性が高く、毎日の開閉で感じる「作りの良さ」は頭一つ抜けています。
[外部リンク]YKK AP | 樹脂窓 ラインアップ(公式サイト)
2. LIXIL「EW / TW」:後発ゆえの「美しさ」と「合理性」
対するLIXILは、後発だからこそYKK APの弱点を研究し尽くしています。

- EW(樹脂窓)の美学: YKK APに比べてフレームがスリムで、デザインが洗練されています。「樹脂窓は枠が太くて野暮ったい」という常識を覆しました。
- TW(高性能ハイブリッド)の合理性: アルミの強度を活かし、大開口でも「軽快な操作性」を実現しています。
- 設計士の視点:大開口の「軽さ」はLIXIL 大きな掃き出し窓(リビングの出入り口など)なら、アルミの強靭さを活かしたTWが圧倒的に有利です。重いガラスを支える樹脂窓(APWなど)を大開口に使うと、子供や高齢者には開閉が重労働になることも。操作性の軽さと視界の広さを取るならLIXILに軍配が上がります。
「LIXILのEWとTW、そもそも何が違うの?」という具体的な使い分けについては、こちらの詳細記事で解説しています。
3. 【決定版】あなたはどっち派?チェックリスト
迷ったら、以下の基準で選んでください。
YKK AP(APW)が向いている人
- 雪国や寒冷地、あるいは極度の寒がりの方
- 窓を開閉した時の「カチッとした剛性感」を重視したい
- 窓の性能数値と、結露させない実績を最優先したい
LIXIL(EW / TW)が向いている人
- 窓枠を細く、インテリアをスッキリ見せたい
- リビングに大きな窓を作って、景色を軽くスムーズに楽しみたい
- 「最高性能」よりも「毎日使う際の軽快さ」を重視したい
4. 最後に決めるのは「メーカー」ではなく「窓のプロ」
実は、どちらのメーカーを選んでも、「ガラス構成」と「施工の質」が悪ければ意味がありません。
愛知の酷暑をしのぐ「遮熱型Low-E」の配置や、将来のメンテナンスまで考えて提案してくれる会社かどうか。それを判断するには、複数のプロの意見を聞くのが一番の近道です。

窓が決まったら、次はその性能を最大限に活かす『ガラス選び』が重要です。愛知の夏を地獄にしないための鉄則はこちら。
まとめ:あなたの家、その窓で本当に大丈夫?
YKK APとLIXIL、どちらが正解かは、あなたの家が建つ場所や、あなたが暮らしに何を求めるかによって変わります。
このサッシで本当に後悔しないかな?
愛知の夏でも、この窓で大丈夫?
そう不安になったら、判子をつく前に図面を持ってプロのセカンドオピニオンを求めてください。




