長期優良住宅の火災保険が安くなるって本当?設計士が解説

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はじめに

「長期優良住宅だから火災保険が安くなる」と聞いたことはありますか?設計士として家づくりに関わる中で、こうした住宅に適用される保険料割引は実際に存在します。しかし条件や注意点を知らないと、思わぬ損になることもあります。

長期優良住宅・省令準耐火住宅とは?

長期優良住宅は、耐久性や維持管理が優れた住宅で、国が認定する制度です。省令準耐火住宅は火災に強い構造基準を満たす住宅を指します。どちらも建物の耐火性能が高く、火災リスクが低いと評価されます。

火災保険料が安くなる仕組み

保険会社は建物の火災リスクに応じて保険料を算出します。長期優良住宅や省令準耐火住宅は、火災リスクが低いため、通常の住宅より保険料が割引されるケースがあります。

割引例

  • 省令準耐火住宅:10〜20%程度の割引
  • 長期優良住宅:保険会社によって5〜15%の割引

※割引率は保険会社や建物条件によって異なります。

設計士が教える注意点

1. 認定証が必要

長期優良住宅や省令準耐火住宅の割引を受けるには、住宅認定書や建築確認書など、証明書類が必要です。

2. 割引率は保険会社ごとに違う

一括見積もりを使えば、割引率や補償内容を比較できます。同じ住宅でも保険会社によって保険料に差が出るため、複数社の見積もりは必須です。

3. 補償内容も確認する

割引があるからといって、補償内容が不十分では意味がありません。火災だけでなく、水災・風災・落雷など必要な補償がカバーされているか確認しましょう。

おすすめの一括見積サービス

割引を最大限に活かすためにも、一括見積もりサービスで複数社を比較することをおすすめします。詳細は以下の記事をご覧ください: 【2025年版】火災保険一括見積もりサービスおすすめ5選

まとめ

長期優良住宅や省令準耐火住宅では、火災保険料が割引される可能性があります。しかし条件や保険会社による違いもあるため、一括見積もりで複数社を比較することが賢い選択です。補償内容を確認しつつ、賢く節約しましょう。

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匿名の設計士

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